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シン・エヴァンゲリオン劇場版の入場者特典、通称『アスカ冊子』に掲載されていた中の一つ『ネブカドネザルの鍵』について解説していきます。
新劇場版から登場した新しいアイテムですね。
この記事では、以下の事がわかります。
ネブカドネザルの鍵とはなにか
使うとどうなるのか
ネブカドネザルの鍵は何の予備だったのか
ロストナンバーとは何か
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のネタバレを含みます!
閲覧は自己責任でお願い致します。
シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇|徹底解説完全ガイド【ネタバレ】
目次
ネブカドネザルの鍵とは?|シン・エヴァンゲリオン劇場版


引用:https://www.youtube.com/watch?v=d8mf0qDD3Qg
正式名称:ネブカドネザルの鍵
所有:碇ゲンドウ
初登場は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版『破』
加持リョウジがベタニアベースから持ち帰ってきたアイテムで、碇ゲンドウに渡している。
形状は…
オレンジ色のクリアケースに入った手のひらサイズ。
人間の首から下を模ったような白いラインと注射器の持ち手のようなパーツで構成されており、さらには大きなアタッシュケースのような入れ物に入れ持ち運ばれている。
使用方法は不明。
劇中に、使用時の描写は出てきませんでした。
そして、加持リョウジとゲンドウはこのように語っています。
加持「これがお約束の代物です。予備として保管されていたロストナンバー。神と魂を紡ぐ道しるべですね」
ゲンドウ「あぁ、人類補完の扉を開くネブカドネザルの鍵だ」
「神と魂を紡ぐ道標」「人類補完の扉をひらくもの」と呼ばれており、使用すると人としての理を捨て、進化することができる。
ネブカドネザルの鍵を使用するとどうなるのか|シン・エヴァンゲリオン劇場版


引用:https://www.youtube.com/watch?v=oJoBLIYZo54
ネブカドネザルの鍵は、碇ゲンドウが『人類補完計画』を成功させるのための重要アイテムのひとつです。
このアイテムには、どのような効力があるのでしょうか?
ミサトさんとの会話の中で下記の事が分かります。
- 銃で撃たれても平気。物理的ダメージが利かなくなる。
- この世の理を超えた情報を自分の身体に書き加えることができる。
すなわち、人としての存在を捨て、神に近い存在になることができる。
人類補完の扉を開くネブカドネザルの鍵とは?|シン・エヴァンゲリオン劇場版
ゲンドウの発言。
「あぁ、人類補完の扉を開くネブカドネザルの鍵だ」
ここで言っている「人類補完の扉を開く」とは何を指しているのでしょうか。
この発言から考察できることは。
人類補完=人類補完計画
人類補完計画の扉=インパクトを起こすためのガフの扉
ネブカドネザルの鍵は、ガフの扉を開くために必要なアイテムであることが考えられる。
まさに、人類補完計画を実行するために、
ゲンドウは、人間を捨て、神化し、古い神を殺す「神殺し」の力を手に入れたのです。
ネブカドネザルの鍵とアダムの胎児|シン・エヴァンゲリオン劇場版
アダムはセカンドインパクトの際に肉体を胎児の状態まで縮小させられたのです。ガギエルはこれを狙ってきた。
ちなみに魂は人の身体を与えられてカヲルくんになった pic.twitter.com/iMoBOYFur1— 鱰 (@M_091_M) May 13, 2021
胎児状態のアダム、今見るとゴジラ第2形態っぽいですよね #シンゴジラ pic.twitter.com/FLcXinNhSP
— なゆほ (@Nayuho6866) November 12, 2017
画像は、碇ゲンドウの手に移植された『アダムの胎児』です。
ネブカドネザルの鍵は、新劇場版で初登場したアイテムで、TV版には登場しません。
また、TV版では『ネブカドネザルの鍵』の代わりに『アダムの胎児』が出てきます。
逆に、アダムの胎児は、新劇場版には出てきません。
要するに、『ネブカドネザルの鍵=アダムの胎児』と考えられます。
アダムの胎児も、加持リョウジの手からゲンドウに渡されるところは一緒です。
ネブカドネザルの鍵は何の予備なの?|シン・エヴァンゲリオン劇場版
加持リョウジとゲンドウの会話には、「予備として保管されていたロストナンバー」と言う表現で出てきます。
この会話でわかることは、
- ネブカドネザルの鍵は複数存在している。
- 盗んできたのは、保管用の予備であること。
一つ仮説としては、ネブカドネザルの鍵で全身コアのエヴァが作れる。
ゲンドウが頭を撃ちぬかれても死ななかったのはそのせいなのか。
劇中でも、何体か全身コアのエヴァが出てきたが、それらに使われていた。
その予備として取ってあったものではないか。
と考えることができる。
ロストナンバーに関しては、詳細が不明
ロストナンバーとは何か?
「予備として保管されていたロストナンバー」という文脈から考えると、
本来、計画では存在していた『型番』だが、
計画の途中で、なんらかの原因で「使わなくなった、使えなくなった」ため、存在しなくなった型番。
その存在しなくなった型番に割り当てられていた『ネブカドネザルの鍵』は、他の型番の予備として保管されていたと考えることができる。
ただし、これは憶測の域を出ない。
何が原因だったのか?
そもそも、エヴァに使用していたのか?
使用していたのだとしたら、ロストナンバーは何号機なのか?
まだまだ、謎は多い。
ネブカドネザルの鍵の由来|シン・エヴァンゲリオン劇場版
そもそも『ネブカドネザル』という言葉はどこから来たのでしょうか。
それは、古代メソポタミアに実在した王『ネブカドネザル1世』から来ていると考えられている。
ネブカドネザル1世(在位:紀元前1125年頃 – 紀元前1104年頃)は古代メソポタミア、イシン第2王朝(バビロン第4王朝)の王である。同王朝の王の中で最もよく知られている。なお、ネブカドネザルという名前は旧約聖書のヘブライ語表記に基づいており、アッカド語(バビロニア語)ではナブー・クドゥリ・ウツル(Nabu Kudurri Usur)と表記される。
彼は王となった後、以前の王達と同じくエラム人(シュトルク朝、Shutrukid dynasty)との戦いに集中した。彼はこの王朝の歴代王の中で最も成功を収めた王であり、エラムとの戦いで勝利を収めてスサを占領した。この時カッシート朝(バビロン第3王朝)滅亡時にエラムに持ち去られていたマルドゥク神像を奪回してバビロンのマルドゥク祭司を復活させた。このことは当時のバビロニアにとって宗教的に大きな意味を持っており、ネブカドネザル1世の遠征とマルドゥク神の帰還に関する文学作品が多数残されている。
出典:Wikipedia
その理由として、上記の文脈の中にも『マルドゥック』とエヴァに関連深いキーワードも記されている。
この文章からだと、ゼーレが行っていた『マルドゥック計画』との関連性は認められない。
しかし、このように考えることができるのではないだろうか。
ネブカドネザル(の鍵=碇ゲンドウ)が、持ち去られていたマルドゥック神像(エヴァ初号機)を奪還して、バビロンのマルドゥック祭司(アディショナルインパクト)を復活(発動)させた。
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ネブカドネザルの鍵とは?|シン・エヴァンゲリオン劇場版|まとめ


引用:https://twitter.com/evangelion_co
という事で、今回は『ネブカドネザルの鍵』について解説してきました。
- 正式名称:ネブカドネザルの鍵
- 所有:碇ゲンドウ
- 加持リョウジがベタニアベースから持ち帰ってきた。
- 使用方法は不明。
- 物理攻撃が効かない、銃で撃たれても平気。
- この世の理を超えた情報を自分の身体に書き加えることが可能。
という特徴があります。
なんか、無敵のアイテムですねw